Home/ 竜の口 法子 竜の口 法子 執筆者:竜の口 法子 女性局長 「風評被害」から福島を守れ! 2011.09.25 「放射性物質をばらまくのか」という京都の「五山送り火」の薪と同じ理由で、愛知県日進市の花火大会で、福島製花火の打ち上げが中止に追い込まれました。 「放射能で汚染された花火を持ち込むな」との苦情が寄せられたためです。 その結果、花火大会では「復興祈願」として打ち上げ予定だった福島産80発が直前に愛知産に切り替えられました。 実は「放射性物質を含むものをお祭りなどで燃やしたらどうなるのか」を、放射線医学総合研究所が、福島県の依頼で調べた結果があります。その結果、「全く影響のない線量」だったのです。 調査は1キロあたり400ベクレルの放射能が検出されている福島県のカヤを使って、たいまつを作る人や、たいまつが燃える中でまつりを見学する人がどれくらい被爆するかを算出したものです。 その結果、作る人の外部被ばくが0.01ミリシーベルト、見る人が吸い込んで内部被ばくする場合も0.01ミリシーベルトでした。 この数値は日本国内で観測される年間の環境放射線(通常の私達の生活環境の中にある放射線量)の1.5ミリシーベルトを大きく下回ります。 放医研の杉浦センター長は「大量のカヤを使うのに線量は少なかった。花火であればそもそも原料に放射能物質が付着しているとは考えられない。心配するにあたらない」とおっしゃっています。 福島県は、今、農水産や観光業だけでなく、幅広い風評被害を受けています。 6月に実施したベネッセの調査によると、なんと、福島県内への大学志望者が、昨年比14%も減少しています。 震災が発生してから半年、津波と地震からメディアは関心を原発に移し、数多く報道し続けました。メディアは、不幸や悪いことに対して惹かれ、期待する傾向があります。 今、メディアは「風評被害に対して補償すべきだ」と言っていますが、「風評ではない、実体のある報道被害そのものだ」とも言えます。 放射能に関する正しい知識もなく、恐怖心を煽り立てる政治家やマスコミこそが、社会不安や風評被害、「放射能差別」、さらにはこれらによる自殺や妊娠中絶、経済的大打撃など、放射線被曝そのものよりも遥かにダメージの大きい「二次災害」を引き起こしています。 幸福実現党の大川隆法名誉総裁は6月4日の福島での講演会『天災と人災』において「『風評被害』と言いつつも、言っている本人(注:マスコミ自身)は『報道被害』であることはよく知っててやっていると私は見ています。『ここが稼ぎ時』と思って、報道しまくってるとこがあると思います。私はこういう正義のふりをしながら、被害を与えていくやり方は、あまり好きではありません」と述べています。 私たちは明るい思念で、悪いニュースから心を守り、報道で捏造されたイメージによる「フクシマ産拒否」の考え方を変え、「福島を力強く復興させるんだ!」という強い思いで福島産品、東北産品を積極的に購買、活用して参りましょう!(文責・竜の口法子) 「長寿大国」日本―年長者の方々が長く安心して働ける社会に! 2011.09.19 本日19日は「敬老の日」です。9月15日時点での65歳以上の推計人口は2980万人で前年から24万人の増加。総人口に占める割合は23.3%で、いずれも過去最高を更新しました。 また、100歳以上の高齢者は4万7756人で41年連続で過去最多を更新しました。「長寿大国」として、日本は世界から注目されるでしょう。 「長寿大国」日本は、同時に地震や津波、台風などの脅威に頻繁にさらされる「災害大国」でもあります。特に今年は災害時に高齢者の方々が「弱者」とならないよう、きめ細かな施策を取り入れていく必要性を痛感しました。 まずは、個人レベルでできる対策を強化し、家族の助け合いが基本です。 しかし、日本にはまだまだ元気な65歳以上の方々がたくさんいらっしゃいます。 9月17日、ヨットの単独世界一周に挑戦していた斉藤実さん(77)が約3年ぶりに横浜港に帰港し、自らが持つ世界最高齢記録を更新しました。8度目の成功で、こちらも世界最多です。 斉藤さんは、敬老の日を前にした快挙に「77歳でもこんなことができる。みなさんも頑張ってください!」と話されていました。 高齢化が進む日本ですが、幸福実現党はかねてより「75歳定年制社会」を主張しています。年長者の方々が75歳くらいまで生きがいを持って働き続けられる社会の実現を目指すべきです。 幸福実現党の大川隆法党名誉総裁は『夢のある国へ――幸福維新』の中で、「今から見て、あと15年以内に、日本は『75歳ぐらいまで働くのが普通』という社会に必ず移行します。75歳までは現役で働かなければ、この国はもたなくなります」と述べています。 高齢者の方々が働き続けることができる業種やビジネスを増やしたり、在宅勤務用に高齢者の方々が使いやすいパソコン環境を用意したり、高齢者によるベンチャービジネスの立ち上げを支援する等により、高齢者の方々の雇用は何倍にも拡大することができます。 まずは「老後の生活不安のない社会」をつくり、高齢者の方々の収入を確保することが大切です。そして、年金を受給する人よりも働く人を増やしていくことにより、現役世代の保険料負担を抑えることもでき、年金破綻も回避できます。 その意味で、野田首相の頑なな「まず、増税ありき」という社会保障政策は、高齢者の方々から生きがいを奪うと共に、社会保障費を増やす愚策であると言えます。 今回の総務省の調査では、都道府県別の人口移動数は65歳以上に限ると、転出数は東京都が最も多く、4,348人でした。つまり、定年退職後に東京を卒業し、地方に引っ越す方が多いという結果です。 もし、75歳定年制への移行が進めば、高齢になっても利便性の高い都会に住み、様々な刺激を受けながら、元気に暮らす年長者の方々が増える、新しい“長寿先進国”が誕生するかもしれません。 (文責・竜の口法子) リビア「恐怖の圧政」からの解放 2011.08.27 リビアの反体制派が27日、首都・トリポリ市内を制圧し、カダフィ政権が事実上崩壊しました。 アラブ連盟は27日、カイロの外相会合で、カダフィ派に代わって反体制派が出席することを承認し、リビアの国旗も反体制派の三色旗に変えられました。 カダフィ政権の崩壊を受け、国民が「恐怖の圧政」について証言し始めました。 反体制派組織のメンバーで、3年前からデモを組織した弁護士は、「理由なき逮捕」を7回も経験したといいます。 刑務所では、傷口を殴られ、電気ショックで痛めつけるなどの拷問が、収監された反体制派の面前で、恐怖心を植え付けるべく行われるそうです。 カダフィ政権崩壊後、刑務所を含む複数の収容施設で埋葬された多数の遺体がみつかったようですが、反体制派は過去数カ月だけで5万人以上が行方不明になっています。 人間を人間と見做さない圧政の実状が、世界中に明るみになりました。 独裁政権下での圧政は、言論も人権も蹂躙されるのがよく分かりました。 そして、リビアで語られた恐怖の圧政は、中国共産党の弾圧と重なります。 中国経済も、全国民のわずか0.4%が国民所得の70%を占有する、異常な富の偏在と格差を生み出しています。こうした状況への不満も頻発するデモの原因となっています。 とりわけ、中国で「恐怖の圧政」といえば、異民族への弾圧です。内モンゴル、チベット、ウイグルに対し、現在も「民族浄化策」が進んでいます。 言葉に表せないおぞましい人権弾圧が少しずつ明らかになってきました。 ↓参考:《幸福実現TV》第24回放送 「ウイグル虐殺の真実と日本」 中東で起こっている“ジャスミン革命”は、一党独裁、言論弾圧、自由の抑制に対する抵抗運動ですが、ネットなどの通信革命もあり、一気に広がりました。 世界は一党独裁体制に代わる、民主的な体制を受け入れていく方向に動いているのです。これは決して中国も例外ではないでしょう。 (文責・竜の口法子) 「独島は韓国領」の扇子2011本 世界陸上で“政治宣伝” 2011.08.27 本日27日、陸上の世界選手権が開幕されます!「韓国テグ」での熱い戦いに注目が集まりますね! そのような中、韓国で、ある韓国人画家が「独島は韓国領」と主張する扇子を訪韓する選手や役員に無料配布することが26日に分かりました。独島とはもちろん、「竹島」のことです。 世界陸上は韓国KBS放送がホスト放送局として、世界各国に映像を配信するため、観客らがスタンドで「独島は韓国領」の扇子を広げた映像が日本をはじめ世界中で放送される可能性が出ています。 国際的スポーツイベントを利用した「政治宣伝」のような行為は、さわやかではありません。 韓国が不法占拠している竹島について、韓国では誰もが「韓国領」と教育されて育っています。 一方、日本の中学生が学ぶ「公民」の教科書では、竹島を「日本領土」と記述していない教科書があります。 日本文教出版、帝国書院、教育出版の教科書に、竹島は「日本領土」である旨の記述はありません。 「韓国もその領土を主張している」(日本文教出版)など、まるで韓国か日本か分からないような教科書も見られます。 竹島は、歴史的にも、国際法上も、完全に日本固有の領土であり、韓国による竹島の占拠は、国際法上全く根拠がない不法行為です。 日本は、毅然たる抗議を行うと共に、国内での領土に関する認識の甘さを根底から見直す必要があります。 そして、「教育から変えていく」という決意が必要です。 沖縄県石垣市と与那国町の教育委員会は、昨日26日、来春から4年間使用される中学校で公民の教科書に「育鵬社」を採択しました。 育鵬社の公民教科書は「竹島」を「日本固有の領土」とはっきり記述しており、尖閣諸島を含む同地域の公民教科書に相応しい内容となっています。 国際的スポーツイベントで配られる「独島は韓国領」扇子に対して日本人として何を思うか……正しい歴史観、国家観に基づいた教育を学んだ者のみが、正しい国際対応を取ることができるのです。 (文責・竜の口法子) すべてを表示する « Previous 1 … 3 4 5