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習近平「国賓」どころではない。ヒトラー以上の侵略と虐殺に対して「裁判」ではないか!?【前編】

https://www.youtube.com/watch?v=23u49Gpl-dM&feature=youtu.be

幸福実現党外務局長 及川幸久

※下記は要約したものです。詳しくは上記の映像をご覧下さい。

◆習近平氏を国賓にしていいのか

中国の習近平国家主席の国賓来日が4月の上旬に予定されています。

新型コロナウイルス問題で習近平氏はそれどころではないはずですが、先日も日中両国の外務大臣が会って習近平氏の国賓による訪日を必ず実現しようと確認したようです。

今回は「習近平氏が現代のヒットラーだとしたら、国賓にしていいのか」という切り口で考えてみたいと思います。

そもそも「国賓とは何か」について、学校でも教わらないしマスコミにも詳しく出ていません。国賓として海外の元首を呼ぶとはどういうことなのでしょうか。

◆「公式訪問」と「国賓訪問」の違い

外国要人の来日には、「公式訪問」と「国賓訪問」と2つあります。国賓で外国の元首を招いた時のみに行われるのが天皇陛下主催の宮中晩餐会です。

昨年はアメリカのトランプ大統領を国賓として招き晩餐会が行われました。

そして晩餐会では国賓にスピーチの機会が与えられるわけです。

このスピーチこそ、習近平主席にとって世界にメッセージを発信できる最高の機会になります。

◆習近平氏は晩餐会で何を語るのか

習近平氏は5年前にイギリスに国賓として招かれ、イギリス女王陛下主催の晩餐会でスピーチをしています。

ここで、なぜか習近平氏は、イギリスに全く関係のない「日本は先の大戦でいかに残虐な行為を行ったか」について、スピーチを行いました。

もし今年4月に、習近平氏が日本に国賓として晩餐会に招かれたとしたら、どんなスピーチをするのでしょうか。

おそらく先の大戦で「日本の侵略がいかに残虐だったか」、そして「南京では30万人が虐殺された」とスピーチをすることになるでしょう。

習近平氏にとっては、天皇陛下の前でこの話をすることによって日本を屈服させたという証明になるわけです。

◆日本の歓迎ムードを引き出す習近平氏のねらい

習近平氏の日本に国賓としてやってくる最大のメリットは、晩餐会のスピーチですがもう一つあります。

2008年に前国家主席の胡錦濤氏が国賓として来日した際は、晩餐会だけではなく早稲田大学での講演会や福原愛選手と卓球試合を行い学生が皆で囲んで歓迎していました。

つまり国賓でやってきた習近平氏は日本国民の大歓迎を受け、当然そのシーンが世界に発信されるわけです。

現在、習近平氏政権は、ウイグルの虐殺、香港の弾圧だけでなく新型コロナウイルスに関する情報隠蔽で国際社会から孤立しています。

中国国内でも習政権のコロナウイルス対策に対して民衆はかつてない怒りをSNSで発信し、ものすごい勢いで広まっています。

だからこそ日本に国賓として招かれることで、「天皇陛下と日本国民に大歓迎された習近平主席」という情報を世界に発信できるわけです。

これで自身の「ネガティブなイメージを変えられるメリット」があるので習近平氏は国賓にこだわっています。

さらに今度は、そのお返しとして天皇陛下を中国に招くことができます。天皇陛下もそれに応えざるを得ません。

このタイミングで考えると天皇陛下の中国ご訪問は来年の2021年になるでしょう。2021年は中国共産党100周年の記念の年です。中国はこのような節目をものすごく重要視します。

そういう時に天皇を中国に招くことができれば習近平氏は、民衆に対して日本の天皇が降参して中国まできたと示すことができるわけです。

(つづく)

及川幸久

執筆者:及川幸久

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