新型コロナウィルスで韓国経済崩壊、断末魔の文在寅大統領【後篇】
https://www.youtube.com/watch?v=hD-_oKxyOQE&t=60s
幸福実現党外務局長 及川幸久
※下記は要約したものです。詳しくは上記の映像をご覧下さい。
◆度重なる通貨危機に瀕する韓国ウォン
韓国ウォンの暴落は前述しましたが、ここ30年間で韓国のウォンは何度か大暴落しています。
1997年にはデフォルト(債務不履行)を起こし、韓国経済は完全に破綻しており、2009年、2011年にも通貨危機によってデフォルトを起こしかけましたが、ひとえに、韓国政府の対応に原因がありました。
例えば、97年当時、ヘッジファンドが仕掛けてアジアの弱い通貨をどんどん暴落させたことで、「アジア通貨危機」となりましたが、この時も韓国経済は突然破綻し、IMF管理下に入るという事態が起こりました。
その主要な要因としては、まず内需が脆弱で、韓国の政府予算に占める税収の割合が少なく、その不足分を国債に依存する割合が多かったことです。
そして、国債を韓国国内で消費できずに、実に政府予算の約半分を外国人投資家に頼っており、海外への利払いが巨額だったため、経済が好況の際には問題はありませんが、不況に陥ってくると外国資金はすぐに引き上げる傾向があります。
そうすると、大量の韓国ウォンが売られることになるので、ウォンが一気に暴落することになり、ここに韓国経済の根本的な問題があるのです。
◆韓国の通貨危機には日本経済にも影響する
では、韓国がこのような経済状態になった際、日本への影響はどうなるのか。
最も考えられるのが、韓国への売掛金の回収が不可能になるかもしれないということです。
昨年から日本と韓国の間では貿易絡みで様々な問題が起きてはいますが、それでも未だに日本企業が韓国に輸出しているものはたくさんあります。
しかし、前述したような通貨危機により韓国がデフォルトを起こした場合、売掛金の回収が不可能になる可能性があり、実際1997年の通貨危機では日本の損失は3兆円に上った過去もありました。
◆断末魔の文在寅大統領
まとめると、韓国ウォンは突然暴落する性質があり、そうすると政府の半分もある外債の利払いが激増してしまい、払いきれなくなってデフォルト(債務不履行)を引き起こすというパターンがあるわけです。
こうした根本的な問題に加え、文在寅大統領の経済における度重なる失策によって、現在の韓国経済は最悪の状態にあると言っても過言ではありません。
2019年9月、幸福実現党の大川隆法総裁は『断末魔の文在寅』というタイトルの書籍を発刊しましたが、まさにその後、韓国で起こっていた「反日デモ」が「反・文在寅デモ」に変質しつつあります。
香港を皮切りに、世界中で起こっている反政府運動が韓国でも起こり始めているのです。
◆韓国のいびつな経済構造が再びデフォルトを引き起こすのか?
97年の時には、1ドル1700ウォンまで下がり、デフォルトが起こりました。
また、2009年、11年の通貨危機には1ドル1500ウォンのレベルまで下がったわけですが、今回1ドル1250ウォンよりウォン安に陥った場合、通貨危機リスクが出てくると言えるでしょう。
まさに、今起こっている中国の新型コロナウイルスによって、中国経済への悪影響が甚大になったり、長引いたりした場合には、ウォンが暴落して1ドル1250ウォンという危険水域まで一気に行く可能性と言えます。
現時点(1月28日)でも、すでに多くの人からウォンは売られていて、何とか韓国政府辺りが買い支えているような雰囲気がありますが、これもいつまでも続けることは出来ません。
そうすると売り圧力によって、韓国ウォンが一気に下がるということが起こりうるわけです。
この新型コロナウイルスの問題が日本だけでなく、世界経済全体にどんな影響を与えるか。
一つ言えるのは、韓国経済の崩壊というのは残念ながら避けられない可能性が高いと思います。もちろんそれを望んでいるわけでありませんが、もしそういうことが起こるのであれば、日本はしっかりとした備えをしておかねばなりません。
執筆者:及川幸久