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朝鮮半島の非核化――対話だけでは解決できない(後編)

http://hrp-newsfile.jp/2018/3341/

幸福実現党 広報本部スタッフ 佐々木 勝浩

前編では、現在の北朝鮮や中国の軍事的な脅威について述べて参りました。

今回は、北朝鮮や中国の軍事拡大から、日本を守るためにはどうすべきなのか、その日本防衛の方策について述べて参ります。

◆憲法を改正し国防を強化

第一にするべきことは、「憲法を改正することによって国の守りを強化」することです。

具体的には、国民の生命・安全・財産を守るために、憲法9条を改正し、国防軍をつくることです。

現在、安倍首相は、「憲法9条」はそのままに、新たに自衛隊を明記することを提案しています。

しかし、私たち幸福実現党は、戦力不保持を定めた憲法9条を正々堂々と改正した上で、国を守るための国防軍を明記すべきだと訴えています。

国防軍の組織は、世界では当たり前の常識です。それは自分の国を侵略する国に対しては断固戦う意思を示すものであって、決して他国を侵略するためではありません。

侵略する国に対しては、断固として戦う意思を示すことで、日本に簡単に手を出せなくなります。これが「抑止力」という考え方です。

憲法9条改正に反対する人の中には、他国が攻めて来たら逃げるという人がいますが考えてみてください。攻められたら逃げる国民が多ければ、そのような国は簡単に滅ぼすことができます。

国を預かる政治家は国民を守らなければなりません。国防軍がなければ国民を守ることはできないのです。だから軍隊を持つことは世界の常識なのです。

憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」国を守るとありますが、独裁政権で人権を弾圧する中国や北朝鮮は「平和を愛する諸国民」とは言い難い国家です。

北朝鮮や中国の軍事拡大が続いていくならば、憲法改正が間に合わない場合もあります。

憲法改正がすぐにかなわない場合は、「平和を愛する諸国民」とは言い難い中国、北朝鮮に対しては憲法解釈の変更により「憲法9条の適用対象外」とします。

この解釈によって日本を侵略する国に対しては、断固戦う姿勢を示すことができます。

◆北朝鮮への圧力強化と国内の法整備

第二に「北朝鮮の非核化へ向けた圧力の強化」を図ります。

オバマ前大統領は、北朝鮮の核やミサイル開発に対して何の対応策をとらないまま放置してきました。それが現在の朝鮮半島問題を悪化させたといっても過言ではありません。

しかしトランプ大統領は北朝鮮の圧力を強化しています。私たちは、その姿勢を支持します。

そして、韓国に滞在している邦人の救出、日本国内の核シェルター設置や避難訓練の実施、朝鮮半島からの難民対策なども含め対処するための法律を整備します。

また日本を守るために「敵基地攻撃能力を保有」します。「敵基地攻撃能力の保有」は誤解もあるかもしれません。

これは決して他国を侵略するためではありません。もし日本がミサイルで狙われた場合に、日本が敵基地を攻撃する能力を持っていれば、簡単に日本を攻撃できなくなります。

日本をミサイルで攻撃すれば、自分の国にもミサイルが飛んで来るからです。これが相手に悪を侵させない大きな抑止力となるのです。

加えて北朝鮮崩壊後は平和的な民主主義の体制へ移行できるよう支援することも忘れてはなりません。

◆自分の国は自分で守る体制づくり

第三に、「自分の国は自分で守る体制」をつくります。

中国・北朝鮮の脅威の増大を受け、防衛費を国際水準となる現状の倍以上(10兆円以上)に引き上げます。

さらに、日米同盟を強化しつつ、インドやロシア、東南アジア諸国、オーストラリアなどと経済・安保両面で連携を強化して参ります。

以上が北朝鮮や中国から日本を守るための幸福実現党の政策です。

最後に、国会では森友問題で終始するのではなく、真剣に日本を守るための議論を活発化していただきたい、そのように願います。

私たち幸福実現党は今後も一貫して国防の議論を喚起して参ります。           

【参考】「幸福実現ニュース」・March 2018 Vol.101
https://info.hr-party.jp/files/2018/03/23201018/t6m3ihxr.pdf

佐々木 勝浩

執筆者:佐々木 勝浩

幸福実現党 広報本部スタッフ

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