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「建国記念の日」――先人たちへの感謝と国を守る気概

http://hrp-newsfile.jp/2018/3328/

幸福実現党 広報本部スタッフ 佐々木 勝浩

◆世界で一番古い国

2月11日は、「建国記念の日」です。

世界に現存している国で、一番古い国はどこか、ご存知でしょうか?

実は、私たちの国、日本が世界で一番古い国です。

今年は、西暦2018年ですが、この西暦というのは、イエス・キリストの生誕を、基準としています。

日本は、それより古く、神武天皇が建国してから、今年で皇紀(こうき)2678年を迎えました。

神武天皇の血筋が、今の天皇陛下まで続いてきた国が日本であり、外国の王室でも、ここまで続いた国はありません。

日本の天皇陛下は、ローマ法王に並ぶ権威をもっており、世界の元首も敬意を表しているのです。

よく中国は4000年の歴史と言われますが、中国は漢民族、満州民族、モンゴル民族が、それぞれが国を興した歴史で、中国の皇帝の血統が、連続的に続いてきたわけではありません。

現在の中国共産党政権の歴史は、たったの60数年であり、アメリカでさえ、200年の歴史です。

一つの国が数千年、連綿と続いていくことは、大変なことなのです。戦後を見ただけでも、他国からの侵略で亡んだ国はたくさんあります。

◆日本の国を守ってきた先人たち

しかし、日本にも鎌倉時代の元寇、幕末の黒船、明治の日露戦争と、日本が亡んでしまうような危機がありました。

先の大戦では戦争に敗れましたが、それでも天皇は存続し、日本は亡びませんでした。

しかも、敗戦国が経済復興を遂げたことは、世界史上でもまれな奇跡です。

こうして日本の国が続いてきたのは、私たちの祖先、祖父や祖母たちがこの国を守ってきた結果なのです。

その努力の上に、私たちは、平和で幸福な時代を生きることができているのです。

今日の「建国記念の日」は、そうした素晴らしい日本を築いてくださった方々へ感謝をささげる日としたいものです。

◆日本は侵略国ではない

中国や韓国は、「慰安婦問題」や「南京大虐殺」を世界に宣伝し、「日本は悪い国だった」とウソの歴史を広めています。

しかし日本は、先の大戦で西欧の植民地支配から、アジアの諸国を解放するために戦ったのです。

実際に東南アジア諸国は、植民地から独立できたのは、日本のおかげだと今でも感謝しています。

そして、「日本の誇り」を取り戻し、先人が守り抜いてきたこの国を、次の時代に、しっかりと伝えて行くことが、私たちの務めではないでしょうか。

◆「日の丸」に込められた日本の使命

国旗は、国のシンボルです。例えば、アメリカの星条旗では、州を表しています。

ヨーロッパ諸国の国旗は、キリスト教を表す「十字」があり、中東の国旗には、イスラム教のシンボルである「三日月」があります。

フランスの国旗は三色旗で、自由、平等、博愛を表しています。

このように国旗は、その国の成り立ちを示し、建国の意味が込められているのです。

日本の国旗「日の丸」は、「太陽」を表しています。つまり日本には、世界を太陽のように、照らしていく役割があるのです。

◆神武天皇「橿原建都の詔(みことのり)」

神武天皇が日本の国を治めるにあたって、建国の理念を表したのが、「橿原建都の詔(みことのり)」です。

天照大神から託された日本の国は、「神の国」であり、民は「おおみたから」として、大切に治めていこう。

正しい道(義)に従い、謹んで天皇の位につき、民の幸福をはかろう。

そして正しき国家をつくり、正しい心を養成し、その徳を広めて一つの家族のように、平和な世界を建設して行こう。これが「八紘一宇」(はっこういちう)の精神です。

これは、イエス・キリストの言葉、「まず神の国と神の義を求めよ」と通じるものがあります。

「八紘一宇」は、決して軍国主義的な思想ではないのです。

その理想を実現すべく、日本を輝く太陽のように繁栄させ、世界を照らす国づくりをして参りましょう!

■(参考)国民を「大御宝」(おおみたから)として大切にされてきた歴代天皇

歴代の天皇は、日本は神から授かった貴い国であり、国民を大御宝(おほみたから)として大切にしてきました。

下記の天皇の御製(ぎょせい)は、それを表しており、人民を奴隷のように支配する国とは全く違うことがわかります。

日本の国は、神武天皇以来、歴代の天皇が「民が安か」で「世界が平らか」であるように神に祈ってきた歴史が、2600年以上も続いてきたのです。

※御製とは天皇が詠まれた和歌のこと。

【歴代の天皇の御製】

●亀山天皇(元寇襲来)

世のために 身をば惜しまぬ 心とも 荒ぶる神は 照らし覧るらむ

(元冦から日本を守るために、自分の身すら惜しまずに祈る心を、荒ぶる神はきっと叶えてくださるに違いない)

●孝明天皇(幕末)

澄ましえぬ 水にわが身は 沈むとも 濁しはせじな よろづ国民(くにたみ) 
 
(淀んだ水に自分の身が沈んでも、決して濁したりはしない、すべての国民を)

あさゆふに 民やすかれと 思ふ身の こころにかかる 異國(ことこく)のふね

(朝夕に民の身の上を心配しているが、特に心配しているのは、近海に近寄る外国船のことである)

●明治天皇(日清戦争・日露戦争)

ちはやぶる 神のこころを 心にて わが国民(くにたみ)を 治めてしがな

(神の心を心としてわが国民を治めたいものだ)

天てらす 神の御光 ありてこそ わが日の本は くもらざりけれ

(天照大御神の御光があるからこそ、わが日本国の威光は決して曇ることがない)

国のため 民のためにと おもふこと 夢のうちにも えこそ忘れね

(国の繁栄のために、国民の幸福のためにと心をつくすわが願いは、夢の中でさえもどうしても忘れることができない)

●昭和天皇(大東亜戦争)

天地の(あめつち) 神にぞ祈る 朝なぎの 海のごとくに 波立たぬ世を

(天と地すべての神様に祈る。どうか世界が朝凪の波の立たない海のように穏やかであり平和でありますように)

爆撃に たふれゆく民の上おもい いくさとめけり 身はいかならむとも

(空襲で倒れていく国民の身の上を思い、終戦という決断をして戦争を止めるよう、自分の身にどのようになっても)

ふりつもる み雪にたえて いろかへぬ 松ぞををしき 人もかくあれ

(降り積もる雪のような敗戦の苦難に負けることなく、葉を落とさず色を変えない雄々しい松のように、信念を持って国の再建に頑張ろう、国民にもそうあってほしい)

佐々木 勝浩

執筆者:佐々木 勝浩

幸福実現党 広報本部スタッフ

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