「トランプ革命」で世界はこう動く
先日行われた、幸福実現党・及川幸久外務局長による党出版局セミナーの概要をご紹介します。
幸福実現党外務局長 及川幸久 講演抜粋
※党出版局セミナー「法戦の時は来たれり」―『トランプ革命』で世界はこう動く―より
https://info.hr-party.jp/2017/4148/
(動画あり)
◆トランプの政策は一体何なのか
トランプ氏のアメリカ大統領当選を、大川隆法総裁は「革命」と呼ばれました。
「革命」ということはどういうことかというと、今までなかったことが起きるということです。
今まで不可能だったことが、可能になるという、そういう意味であります。
この「革命」の中味を理解するためには、ドナルド・トランプ氏の掲げている政策を正確に知らなければなりません。
今回のアメリカ大統領選挙で非常に特徴的だったことは、ゴシップばかりが報道され、政策論争がほぼ何もなかった。
特にマスコミは、いわゆる「暴言」と呼ばれる発言ばかりに焦点を当て、「トランプの政策は一体何なのか」ということが、ほとんど論じられませんでした。
◆大統領選の勝敗を分けたものは、何だったのか?
なぜトランプ氏が勝ったのか。
それは、「グローバリズムの崩壊」です。「国民国家の復活」であります。
世界各国には、それぞれ異なる歴史や文化、宗教がありますが、グローバリズムというのは、それをすべて同じようにしようという政策であり、共産主義の発想なのです。
トランプ大統領は、この「グローバリズム」と「大きな政府」を終わらせようとしています。
これはオバマ政治の敗北なのです。オバマがやってきたことを、トランプ氏は否定し、アメリカ国民は、そのトランプを選んだわけです。
ということは、今回の選挙で負けたのはヒラリーではなくて、オバマなのです。これが、新しい時代の流れです。「トランプ革命」の実体は、こういうものなのです。
今までとはまったく違う、そういう流れが起きようとしているのだということを、ここで知っていただきたいと思います。
これまでのアメリカは、日本の首相が靖国神社に行こうと思ったら、「行くな」と止めていました。
北方領土の交渉をソ連とやって、北方領土が返ってくるようになろうとすると、アメリカが必ず止めました。アメリカが介入していなければ、北方領土の少なくとも二島は、とっくに返ってきています。
いまだに返ってきていない。なぜか。アメリカの介入主義です。北方領土問題の最大の障害は、アメリカだったわけです。それをやめるというのが、実はトランプ氏の外交政策です。
◆「ISIS」の創設者は、実はオバマでありヒラリー
トランプ氏は、こう言っています。「サダム・フセインやカダフィが権力者でいた時のほうが、世界にとってよかった。」そのとおり。イラクもそうだし、リビアもそうです。
この人たちを殺すのはいいけれど、そのあともっとひどくなっています。それに対して、アメリカは何もしない。
トランプ氏は大統領選挙中での演説で、「イスラム国(ISIS)の『創設者』は、実はオバマ大統領だ。そしてヒラリー・クリントンは『共同創設者』だ」と、再三にわたり指摘しました。
これを聞いたアメリカのマスコミや国民たちは、「またトランプが馬鹿なことを言い始めた」と一斉に批判しましたが、この内容は正しいです。ISISの創設者は、実はオバマであり、ヒラリーでありました。
このことを、幸福実現党の大川隆法総裁は、書籍『トランプ新大統領で世界はこう動く』の中でこう述べています。
「オバマやヒラリーでなかったら、ISは存在していなかったでしょう。」
そのとおりです。さんざんイラクやリビアにアメリカが介入し、権力者を殺して、そのあと民主化してくれるのだったらいいですが、アメリカは何もせずに帰ってきた。その結果、現れたのがISISです。
それを大転換するというのが「トランプ革命」です。
トランプ革命というのは、アメリカだけで起こるのではありません。ヨーロッパ各国、つまり、世界で起きようとしているわけです。
世界で起きるということは、日本でも起こります。
これは、新しい世界の潮流なのです。
グローバリズムが崩壊し、「大きな政府」がもう崩壊し、「小さな政府」に向かう。
日本で、その受け皿になるのは誰なのか。私は幸福実現党の人間だから言うわけではありませんが、日本をずっと客観的に見渡してみて、彼らと同じ志を持っているのは幸福実現党しかありません。ここしかない。
ここが、来年以降、「トランプ革命」の世界の潮流の日本版を担うはずです。
これからこの「トランプ革命」の流れが起きたら、この同じ志、同じ考え方を持ったところが、必ずこの「トランプ革命」の流れに乗ってきます。
ヨーロッパの保守的な新しい指導者たち、ドナルド・トランプ――そして日本は、「幸福実現党」です。
執筆者:webstaff