「日本を変える!123の政策」――原発
◆発電量9割は火力に依存(読売6/11)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/feature/20160615-OYT8T50032.html
東日本大震災前、日本の電力は火力発電6割、原発3割、水力を含む再生可能エネルギー1割という比率で賄われていました。
しかし、福島第一原発事故の影響で、2012年5月までに全てが止まり、廃炉決定分を除く42基の商業用原発のうち、稼働しているのは鹿児島県の九州電力川内原発1、2号機だけです。
全発電量に占める原発の割合は12年度以降、1%前後で推移しています。
現在は原発より発電コストが高い火力発電が9割を占めていることで、電力各社は電気料金の値上げを繰り返しており、企業や家計の負担も増しています。
以下、幸福実現党の原発政策よりお送りいたします。
◆原発なければ日本は危うい
幸福実現党主要政策「日本を変える!123の政策」より
http://publications.hr-party.jp/files/policy/2016/007/origin/all.pdf
●国民生活・産業を守るには、安価で安定的な電力供給の確保は欠かせません。
原発停止により火力発電がフル稼働していますが、燃料輸入の増加を受け、電気料金の値上がりによる家計・企業の負担増や、国富の国外流出を招いています。
●中国は南シナ海で人工島造成など軍事拠点化を進めていますが、同海域の制海権を中国が押さえるような事態となれば、シーレーン(海上輸送路)を確保できず、日本として生殺与奪の権を握られることになりかねません。
また、太陽光や風力などの再生可能エネルギーは基幹エネルギーになり得ず、エネルギー自給率 6%の日本にとって、原発は必要不可欠です。
【参考】各国の一次エネルギー自給率(2013年)――資源エネルギー庁の資料より
日 本 6.1%
米 国 86.0%
英 国 57.6%
フランス 53.8%
ドイツ 37.9%
韓 国 16.5%
オーストラリア 266.3%
カナダ 171.8%
●新興国では旺盛なエネルギー需要を賄うべく、原発建設が進められています。安全性に疑問符がつく中国製原発が市場を席巻すれば、原発事故の危険性は増すばかりです。世界最先端の原発技術は、日本の国力の一つであり、福島原発事故から得た教訓をもとに、原発の安全性を一層高めることで、世界の人々の生活水準向上に貢献すべきです。
【幸福実現党はこうします!】
原発を推進し、日本と世界のエネルギーを守ります!
○安全性が確認された原発は速やかに再稼働。
○原発から出た使用済み核燃料の全量再処理を進め、核燃料サイクルの確立を目指すとともに、高速増殖炉の実用化を図る。
○高レベル放射性廃棄物の地層処分に向けた検討を進めるとともに、核物質を消滅する核変換技術などの開発を推進。
○日本の優れた原子力技術を海外に積極的に輸出。世界のエネルギー供給と原発の安全性向上に寄与。
執筆者:webstaff