地方から蝕まれる歴史認識と国防
文/群馬県本部副代表 安永陽
◆いわゆる「従軍慰安婦」と「南京大虐殺」
幸福実現党は戦後失われた70年を、正しいことは正しいと世論啓蒙を続け「日本の常識」を塗り替え、歴史認識を正そうとしています。いわれなき「従軍慰安婦」や「南京大虐殺」問題などはその典型です。
反日国家と称される中国・韓国の両国が「証拠より論」で史実を無視、他国にも自称「慰安婦の銅像」や南京30万人大虐殺大宣伝や安重根記念館を建て国際的に大合唱しています。
そうした反日行動に呼応する勢力が我が国に存在しています。国益など考えることは「右翼的である」として中韓の片棒を担ぎ、足元から日本を貶める言動をしています。
◆地方議会から国防の切り崩し
「地方の時代」だから「地方に権限もよこせ」と地方議会から切り崩しが始まっています。
沖縄県をはじめとした日米同盟反対、左翼による「集団的自衛権は戦争に巻き込まれる」妄想の大合唱、反米反基地、反自衛隊、反オスプレイ、反原発、憲法改悪反対、第9条を守れ!在日外国人に参政権を!スパイ防止法反対等、最近目立ち始めました。
そこで見落としてならないことがあります。ある県の出来事を紹介します。(産経4/20)
県立公園に「朝鮮人追悼碑」なるものがあり、戦時中に徴用された朝鮮人の追悼碑を設置した平成16年から平成24年まで碑前で左翼陣営が集会を繰り返しています。
集会参加者から歴史認識や朝鮮学校の無償化問題などで政府批判する発言が続いたため、県は更新をしていません。設置時の約束が守られていないと判断し更新を保留しているのです。国益から見て当然のことです。
◆県の懸命な判断
県は「追悼碑を守る会」なる団体の過去の集会の内容や来賓のあいさつの発言に対し、どのように対処したか、回答を求めました。
しかしその団体から「明確な回答がない」ばかりか、今年の集会で共同代表の民主党角田義一元参議院副議長は「憲法違反の質問には答えられない」と語気を荒らげ、県の対応を批判したとあります。
今年の追悼碑集会はわずか100人程度の集会でしたが、参加者の中には、朝鮮総連委員長も名を連ねています。
県民の要請を受け、6月の県議会では追悼碑の認可取り消しの決議がされました。良識ある判断を行った該当県議会に、敬意と賛同を送ります。
行政当局は直ちに公園から反日プロパガンダの追悼碑なるものを撤去させる行動を示してもらいたいものです。
「従軍慰安婦」の証拠を示さず、「徴用」に「強制」のレッテルを張り、「朝鮮人を奴隷化」したと言い張り、日本から補償金をかすめ取ろうとする反日団体といわれても仕方がありません。
まして北朝鮮や朝鮮総連は日本人を拉致したままです。この集会に参加した民主党の中に、北朝鮮はいまだに自由で民主的な平和国家、人類の天国と信じている議員がいるのでしょうか。
そうだとしたら「売国奴」と言われても仕方がありません。まさか拉致などあり得ないと言いたいのでしょうか。
◆中韓の反日策動と日本の左派
私たちは、ともすると国政ばかりに目が向きがちですが、足元である地方自体から、国益に反し中韓の反日策動に呼応する日本の左派がまだうごめいている事実を知らなくてはなりません。
皆様方の自治体は大丈夫でしょうか? 朝鮮総連に絡む自治体への要請行動や何らかの問題が発生していませんか? 民団の動きはいかがでしょうか?
知らないうちに自衛隊基地や水源地周辺の土地を、韓国や中国に買われていたこともあります。これでは日本の国防の危機を招く恐れもあります。国防は国民のいのちを守る政府の大きな仕事です。
地味ながら足元の地方自治体の中韓反日動向に呼応する動きがあるかどうか、関心を深めていきたいものです。火は小さいうちに消し止めましょう。