政治が変わらなければ、いじめは無くならない!
◆既に崩壊している日本の教育
この国の教育方針は「自虐史観」「ゆとり教育」をはじめ、完全に間違った方向性を歩んで来ました。
例えば、教育の現場では、九九ができない子供達が山のようにいます。ひらがなを手書きすることがおぼつかない高校生もいます。
また、カタカナなんて書けないのは当たり前で、「刀狩り」や「楽市楽座」なんて言葉を聞いたこともない高校生もいます。
しかし、これが現実なのです。「国際的に学力が下がった」などと言っている場合ではありません。危機的状況にあります。
小学校の科目ですら履修できない学生が堂々と「大学生」を名乗っている――日本の教育は、既に崩壊しかけていると言えます。
◆いじめは“学校”で起きている
いじめ対策についても、「いじめの現場は学校である」という現実に対して、もっと注目すべきです。
私、いざわ一明は、2007年から「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」に携わり、数千件のいじめ相談に乗って参りました。
塾やスポーツ少年団などでいじめられているという相談もありましたが、99%は「学校でいじめられている」という相談でした。
最近では「ネットいじめが問題だ」という声も上がっていますが、それも調べてみると、学校の人間関係から発生していることが大半です。
メールや成りすまし、誹謗中傷などの書き込み、これらも全て、学校のいじめの一種でしかないのです。
◆教師の指導力といじめの発生
いじめの現場は、やはり“学校”にあるのです。したがって、いじめ対策のためには、学校の改革を避けて通ることはできません。
なぜ、学校でいじめが起きるのでしょうか?――それは、教師の指導力が低下しているからに他なりません。
「子供が言う事を聞かない」「今の子供は自分勝手だ」――これらの言葉は、教師の言い訳に過ぎません。
学校には、いじめを許してしまう空間があり、そこでいじめが起こっています。
教師の指導態度によって、いじめ空間を無くすこともできれば、広げていくこともあることを知らなくてはなりません。
◆文部科学省方針といじめの発生
また、いじめの根本には、文部科学省の方針があります。
例えば、文部科学省の「新しい教育観」では、「指導から支援への転換」という「子ども中心主義」が打ち出されました。
これは、教師の役割は、子どもに強制的に勉強させる「指導」ではなく、子どもが自ら学ぶことを「支援」することが大事だという方針です。
「子供たちの個性を大事にした教育をしよう」というスローガンであり、一見、良さそうに見えます。
しかし、実際に「自主的に」勉学に取り組むことができる子供はごく少数で、「指導から支援へ」という名の下に、教師が「指導」を放棄し、学力低下、規範意識の低下、自己中心主義(いわゆる「自己チュー」)の強化をもたらしました。
これは「子供たちをわがままにする教育」だと言えます。こうした間違った教育方針の下では、いじめが増えることはあっても、減ることはありません!
◆今こそ、教育の再建を!
いじめを無くすためにも、今こそ、教育行政、文部科学省の「お建て直し」に取り組むべきです。
私が今回の参院選において、幸福実現党の比例候補者として立候補を決意したのも、「政治や教育行政から変えなければ、いじめを無くすことができない」と思い至ったからです。
私は、子供たちを守るために、子供たちの未来を光輝かせるために、日本を明るく照らすために、国の大本にある教育を変えて参ります。
そして、必ずや、国政の立場から、子供たちの未来を明るくし、希望の持てる教育を創ってまいります!
ご指導ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。(文責・一般財団法人「いじめから子供を守ろうネットワーク」代表 いざわ一明)
執筆者:いざわ一明