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令和の新時代に、麗しき国つくりを

幸福実現党 山口県本部代表 かわい美和子

平成も終わり令和の時代となりました。

私は4月1日の新元号の発表を聴いたとき、本当に美しい言葉の元号だなと感じるとともに、令和の「れい」の響きに「麗」という漢字もイメージしました。

和をもって麗しき国を創る。そんな令和の新時代になることを期待しております。

日本は、神武天皇の時代から実に2600年以上にわたって、天皇と臣民によって麗しき国つくりに努めてきました。和や礼節も重んじてきました。

2600年以上の世界最長の歴史をもつ日本の皇室は、世界の多くの国から尊敬を集めています。

◆日本には、世界の繁栄と平和のために貢献する尊い使命がある

日本には、「世界の繁栄と平和のために貢献する尊い使命」があるのだと、いつも思っています。

そのための第一の条件が日本の経済繁栄です。それも自国の繁栄のみならず、また中国が提唱する一帯一路とも異なる、真に世界の繁栄と平和にもつながるような大きな経済繁栄が必要です。

和や礼節を重んじる日本が大きな経済力を持てば、必ずや世界の繁栄に貢献できると確信しております。そして、世界の紛争解決の一助になるとも信じています。

日本は、平成初期の空前の好景気のとき世界一の経済大国、世界のリーダーになれる大きな機会がありました。ところが、当時のバブル叩きのなか、政府や日銀の政策の失敗により景気は一気に失速しました。

その後、長期のデフレ不況となりますが、それも政府や日銀の政策の失敗があります。私の二人の娘たちは平成に生まれましたが、彼女たちの世代は好景気の時代を知りません。

「さとり世代」とも呼ばれて未来に希望や夢を持てていない子供たちも少なくありません。子供たちの未来に希望や夢を与えるためにも、日本の経済繁栄が絶対に必要です。

そのため、幸福実現党は、金融緩和と減税による経済成長をずっと訴え続けてまいりました。

金融緩和により長く続いた不況からの脱出の目途がみえましたが、その後に実施された消費税の8%への増税が景気回復の足かせとなってしまいました。

日本のGDPの約6割は消費支出によるものです。実際、政府の統計によると、消費税の増税が実施された2014年4月以降、家計からの消費支出が減少し、長い期間にわたって回復しませんでした。

安倍政権は10%への消費税の増税を予定しているようですが、本当に愚かな話です。その一方で、アメリカでは、トランプ政権が行った減税が経済成長に寄与しました。日本の国を創られてきた神々が見られたらどう思われることでしょうか。

幸福実現党は、3月28日と4月26日に総数53,896筆の「消費増10%への「増税中止」を求める署名」を、内閣総理大臣宛てに提出しました。

これで幸福実現党が過去に提出した「消費増税中止を求める署名」の累計は、306,842筆となりました。これからも日本の経済繁栄のための政策を訴えてまいります。

◆自分の国を愛するアイデンティティーを持つため、歴史教育・偉人教育の重要性

日本が世界の繁栄と平和のために貢献する尊い使命を果たすため、自分の国を愛するアイデンティティーを持つ人材の教育も必要です。真の国際人を育むためにも必要だと思っています。

いま世界で起きている戦争や紛争は、お互いが信じる宗教の考え方の違いによって起こっているものも少なくありません。

それは宗教が悪いということではなく、お互いを理解できないために起きているということです。

神道と仏教を主体として国つくりをしてきた日本は、和と礼節を重んじて、欧米に比べて頻繁に大きな戦争を起こしませんでした。

神道と仏教以外の世界宗教にも寛容な精神を持っており、日本を信頼する国が世界には数多くあります。

私の生まれ育った山口県周南市の偉人に児玉源太郎がいます。児玉源太郎の偉業は数多くありますが、特に台湾総督として経済・鉄道・医療などで様々な改革を行い、台湾の発展のために貢献しました。

台湾では「児玉神社」ができるほど慕われています。児玉源太郎以外にも、他国の繁栄のために尽くした日本人が数多くいます。先の大戦も敗戦こそしましたが、欧米の植民地支配から解放された諸国が数多くありました。

和と礼節の精神、寛容な心、そして他国の繁栄や平和のために尽くした偉人を数多く輩出した日本を、私たちはもっと誇っていいと思います。そのためにも、歴史教育と偉人教育がとても重要です。

4年ほど前に、私は、「自分の国を誇れる健全な愛国心を育む、歴史教育の重要性」、「日本の誇りを取り戻す-歴史教育と偉人教育、教科書採択の重要性」と題する寄稿をいたしました。(詳細は参考URLをご参照下さい)

今年は、4年に一度の「教科書採択」の年に当たります。

各採択地区(各自治体)においては、文科省の検定を合格した教科書のなかから、住民の意見なども聴取しながら、専門家による議論などを経て、来年度から4年間使用する教科書が採択されます。

文部科学省のホームページによると、6月14日から14日間、教科書展示会が各教育委員会等において開催されます。この展示会では、実際に候補となる教科書のサンプルを見て、意見を出すことができます。

ちなみに、2015年の採択では、自虐史観を排した中学の歴史教科書や公民教科書を採択する採択地区(自治体)が増えました。

この寄稿をご覧の皆様、どうか教科書展示会に足を運ばれて、皆様のご意見をお出し頂けたら幸いです。

<参考URL>
 1.自分の国を誇れる健全な愛国心を育む、歴史教育の重要性
   http://hrp-newsfile.jp/2015/2073/
 2.日本の誇りを取り戻す――歴史教育と偉人教育、教科書採択の重要性
   http://hrp-newsfile.jp/2015/2270/
 3.「日本の誇りを取り戻す」教科書採択を進めるために
   http://hrp-newsfile.jp/2015/2229/

かわい 美和子

執筆者:かわい 美和子

幸福実現党・山口県本部副代表

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