戦後70年――天皇陛下「異例のお言葉」の意味
文/幸福実現党外務局長 及川幸久
◆中国は怒涛のごとく歴史問題を仕掛けてくる
今年は中国政府が「戦後70年の節目の年」を利用して、日本に対して怒涛のごとく歴史問題を仕掛けてきます。
すでに昨年6月、中国政府はユネスコ記憶遺産に南京大虐殺、従軍慰安婦の資料を登録申請しました。今年9月には、アメリカ・サンフランシスコに南京事件の資料等を展示する記念館がオープンします。
さらには、南京事件の生き残りで被害者を自称する中国人たちが日本に対して賠償金を求める訴訟が次々と日本で行われる可能性があります。この件は、今後このニュースファイルで詳しくお伝えする予定です。
◆元日の天皇陛下のお言葉
そんな本年の元日、天皇陛下が新年恒例の「ご感想」の中で、「異例のお言葉」を述べられました。
まず、昨年の大雪、大雨、御嶽山の噴火でご家族をなくされた方々へのお見舞い、東日本大震災で今も仮設住宅で冬を過ごされている方々へのお言葉があり、ここまでは例年と同様の内容でした。
ところが、このあとに「本年は終戦から70年という節目の年」として、先の戦争について具体的に触れられ、次のお言葉がありました。
「この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。」
「満州事変」以来、という具体的な表現で、先の戦争に踏み込んだ内容は、おそらく初めてではないかと思われます。
朝日新聞は、早速、天皇は「戦争を肯定する動き」を心配している、歴史認識を見直す動きを警戒していると論じました。はたしてそうでしょうか。
私は逆だと思います。陛下のお言葉を素直に読めば、戦争の歴史を学び直して、歴史認識を見直すべきという姿勢を示唆されていると考えます。
その理由は、今上天皇の「守護霊の霊言」にあります。
◆「今上天皇守護霊霊言」の歴史的意義
幸福実現党・大川隆法総裁が行っている霊言による歴史の探究の中に、『今上天皇・元首の本心』という「守護霊の霊言」があります。2012年8月に行われたものです。
『今上天皇・元首の本心 守護霊メッセージ』幸福の科学出版/大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=810
この中で、陛下の守護霊は、「竹島、尖閣諸島は日本領である」と明言され、「中国に台湾との国交断絶をさせられた屈辱」を語られ、当時の「民主党政権の危うさ」を憂いていらっしゃいました。
この霊言の歴史的意義は、「日本国民の歴史認識の見直しを願われている」元首としての本音が明らかになったことです。
この霊言の収録後に大川総裁はご自身の感想として、「(陛下は)何とか国家の権威を取り戻してもらいたいものだ、と感じておられるのではないでしょうか」と述べられています。
このように、この霊言と今年の陛下のお言葉は一致しているのです。
◆南京大虐殺の真相
中国がユネスコ記憶遺産で人類史に永遠に残そうとしているのが、南京大虐殺です。
大川総裁の歴史霊言の中で、「東條英機の霊言」(『東條英機、「大東亜戦争の真実」を語る』)では、東條英機首相が、中国の歴史の手口を次のように断じています。
『東條英機、「大東亜戦争の真実」を語る』幸福の科学出版/大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=955
「中国は口先一つで真実をねじ曲げてくる国。自分たちがやったことを日本軍がやったと仕掛けてくる。」
確かに、日本軍による南京戦の時に、南京の民間人が残虐なやり方で殺害され、婦女が強姦された事件の証言、証拠写真、フィルムは存在ます。しかし、その真犯人は日本軍ではありません。
中国国民党軍が自国民に対して行ったのです。これが南京大虐殺といわれるものの正体です。
◆ユネスコ記憶遺産反対署名運動で中国の嘘を訴えよう
昨年から幸福の科学グループ、幸福実現党は、ユネスコ記憶遺産への南京大虐殺登録反対の署名運動を行っています。そして、この署名運動は、中国の嘘を日本国民の皆さんに訴える絶好の機会でもあります。
今年3月末までに、30万筆の署名を集めることが目標です。
天皇陛下の今年のお言葉を受けて、多くの皆様にこの運動にご参加いただけますよう、お願いいたします。
■中国による「南京大虐殺」「従軍慰安婦」のユネスコ記憶遺産への申請に抗議し 日本政府に万全の措置を求める署名
http://info.hr-party.jp/2014/3159/
【署名活動期間】 ※最終締切が年3月24日(党本部必着)に変更になりました。
【署名送付先】〒107-0052 東京都港区赤坂2-10-8-6F 幸福実現党本部 TEL:03-6441-0754
執筆者:及川幸久