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野田新内閣「中国様子見内閣」「内向き内閣」発足。

9月2日、野田新内閣が発足しました。マスコミ各社では、新内閣の評価が躍っています。

顔ぶれの前に、まず、野田首相の政治姿勢です。

内閣が発足した途端、「靖国神社には参拝しない」と明言して中国や韓国を喜ばせました。

野田首相がいよいよ首相を目指そうという8月15日終戦記念日に、靖国神社に合祀されたA級戦犯は戦争犯罪者ではない」と発言していただけに、ガッカリです。

わざわざ、今、発言することではありません。中国への様子見ばかりが目立ちます。(中国の報道だけは喜んでいましたが)

「靖国云々…」の問題もさることながら、人間としての姿勢、誠実さ、正直さとして、一本貫くものがないのではないかと、多くの方が思ったことでしょう。

そして、この発言によって、「鳩山元首相や菅前首相よりはマシか」と期待させていた国防について、国民に不安を与えました。

さらに、「国防は素人だから、シビリアンコントロール(文民統制)できる」と早くも失言する一川防衛大臣を起用。

日米同盟、中国の台頭など、国防にとって大事なカジ取りが求められる時期に、「コックピットには操縦方法を知らない機長が座ってしまった」と言えます。

そのように国防には不安を与える中で、2010年代半ばまでには消費税率を段階的に10%に引き上げる法案に意欲を示し、増税だけは明言。

これは野田首相自身が経済明るくないため、財務省に配慮しなければ政治が進められなくなるといった、財務省への内向きな配慮をしたものでしょう。

そうでなければ、松下政経塾で松下幸之助氏から「無税国家論」を学んだ野田首相は、「政経塾で何を学んだのか」ということになります。

松下幸之助氏はあの世で悲しんでいることでしょう。(参考:公開霊言 「沈みゆく日本をどう救うか」抜粋映像⇒http://www.youtube.com/watch?v=EpLy6JfIxPs&feature=player_embedded

さらに、「外国人参政権チーム」とも言えるメンバー。民主党の外国人参政権賛成派の議員連盟「永住外国人法的地位向上推進議連」の設立時のメンバーが8人が入閣しました。

藤村修官房長官、川端達夫総務相、平岡秀夫法相、中川正春文部科学相、小宮山洋子厚生労働相、鉢呂吉雄経済産業相、前田武志国土交通相、一川保夫防衛相です。

簡単に外国人参政権を認めることは、日本を内部から崩壊させていくことにつながります。このようなメンバーが閣僚入りすることによってどこの国が喜ぶのか、よくよく見ておかなくてはなりません。

民主党には、外国人参政権、人権侵害救済法案、外国人住民基本法等、どちらの国の政治家かわからないような方が多いため、そのような面にも配慮をしたということでしょうか。

その他、各グループを配慮して閣僚人事を行うなど、旧自民党の派閥人事的な側面は報道されている通りです。

その他、日教組のドン、輿石東氏が幹事長に就任したことも見逃せません。

このように見てくると、周りばかりを配慮して一貫する信念がないような内閣の布陣ですが、

中国に配慮して国防を弱らせる方向性、

消費税増税による財務省主導の消費冷え込み体制、

外国人参政権、日教組など、日本を左翼化して内部から泥だらけにしていく方向においては一貫性があるようです。

野田首相には、内向き、村長型の典型的な日本型リーダー像が浮かび上がります。

中国や北朝鮮による国防上の危機、デフレ景気による乱気流時代には、明確に未来を指し示し、ビジョンを掲げるリーダーシップが求められます。

松下政経塾の精神を思い起こしていただきたいものです。

(文責:小島一郎

小島 一郎

執筆者:小島 一郎

幹事長代理

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