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共和党が徹底追及!中国とバイデン・ファミリーの危ない関係【前編】

https://youtu.be/bsmfIhMhXM8

幸福実現党党首 釈量子

◆共和党が追及する女性スパイとは?

11月8日、米国の中間選挙が行われました。上院・下院ともまだ勝敗が確定していませんが、共和党が下院を奪還するのはほぼ確実です。

共和党が下院を奪還したことで、「バイデンと中国」との危ない関係についてメスが入ります。

今回は、中国のスパイがどのように米国の中枢に潜入し、影響を与えていったのかを見ていきます。

現在、米国の下院議長は民主党ナンシー・ペロシ氏です。ペロシ氏は台湾を訪問して有名になりましたが、力を入れてきたのが「トランプ叩き」でした。

2021年1月6日に起きた「米国議会襲撃事件」を調査するために、特別委員会を設置し、今年10月21日にトランプ氏を議会に召喚することを決めました。

しかし、今回の中間選挙の結果を受けて、来年1月に共和党のケビン・マッカーシー氏が下院議長に就任することになります。

マッカーシー氏は、特別委員会自体を終了させると公言していたので、トランプ氏の召喚が無くなる可能性が高いと思います。

そればかりか、マッカーシー氏は、「特別委員会の調査活動の合法性をチェックする」とまで言っています。

◆バイデン・ファミリーと中国の怪しい関係

下院を奪還した共和党が、今後、バイデン・ファミリーと中国の怪しい関係を暴くために追及を強めていくのは間違いありません。

最近、注目されているのが、バイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏と、その秘書ジャッキー・バオ氏との関係です。

ハンター氏といえば、2019年9月にデラウェア州のコンピュータ修理店に預け、放置されたラップトップがトランプ陣営に渡り、それが本人のものだったことが分かっています。

ラップトップの中には、中国企業との不正取引の記録や、ハンター氏と関わりのある中国企業の名前などの記録、さらには麻薬密売などへの係わりなどや数万通のメールが含まれていました。

その中に、女性秘書ジャッキー・バオ氏とのやりとりも含まれており、中間選挙前から追及が始まっていました。

ジャッキー・バオ氏は、中華系米国人で、地元アリゾナ州の州立大学卒業後、中国の清華大学で修士号を取得しています。

清華大学は、習近平氏の出身大学でもあり、中国共産党のスパイを大量に養成しているところで、バオ氏は精華大卒業後、「中国国家発展改革委員会」で働いていました。

同委員会は、中国の経済政策を決定する重要な機関で、外国企業が中国国内に投資する際に認可を与えたりします。

中国共産党政権の経済戦略や資金調達、海外投資戦略を担う機関で働いていた人物が、よりによって大統領の息子の秘書に収まっているということはどういうことでしょうか。

バイデン・ファミリーが中国の諜報機関の管理下にあったということになりかねません。

◆下院共和党の疑惑追及

すでに動き出しているのがアメリカの議会で、行政の監視役にあたる「監視委員会」です。

10月26日、下院監視委員会のトップで、共和党のジェームズ・コマー議員は、FBIに対して、中国共産党と関係の深い、バオ氏に関する個人情報や、バイデン・ファミリーとのやり取りの詳細を明らかにするように要求しました。

下院共和党がFBIに提出した文書によると、バオ氏がハンター氏と知り合ったのは、ハンター氏が、当時、中国最大のエネルギー企業だった「チャイナエナジー(中国華信能源・CEFC)」とのビジネスを始めたころです。

チャイナエナジーは、民間企業ではありますが、中国の軍や香港政府の高官などを幹部に多数雇い、共産党政権と密接な関係を持ち、中国「一対一路構想」の一翼を担っていました。

2017年、チャイナエナジーとハンター氏と、バイデン大統領の弟ジム・バイデン氏は、チャイナエナジーとの合弁会社「ハドソン・ウェストⅢ」を設立し、中国とのビジネスを開始します。

コマ―氏はFBIに提出した文書によると、ハンター氏はチャイナエナジーの創業者兼会長(葉簡明氏)を「パートナー」、副会長であるパトリック・フー(Patrick Ho)氏を「クライアント」と呼び、直接仕事のやりとりをしていたことがわかっています。

(後編につづく)

釈 量子

執筆者:釈 量子

幸福実現党党首

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