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ロボット産業の発展に向けて――今日本に必要なこと

幸福実現党・神奈川県本部神奈川第3選挙区支部長 HS政経塾 第4期生 壹岐愛子

◆ロボット産業のこれまで

日本の産業用ロボットの年間出荷額、国内稼働台数は世界一であり、我が国は「ロボット大国」です。

1980年代に市場規模は760億円でしたが、1990年代には6000億円代まで伸びました。しかしその後15年間市場規模は変化しておりません。

近年は中国に年間導入台数で逆転されており、世界の産業用ロボットのシェアも日本は半分から3分の1となりました。

こうした世界のロボット市場拡大に対し、我が国のさらなる発展に向けた国家プロジェクトが立ち上がり、2014年経済産業省からは「ロボット新戦略」が打ち出されました。

新戦略では、2020年までに産業用を2倍の1.2兆円、非産業用を現在の600億円の10倍の6000億円にする目標が打ち出されております。

◆発展を止める現状の課題

こうした中において日本企業の課題となっているのが、研究費に比べ実用化に向けた投資ができないところにあります。

日本のロボット開発への研究費は約200億円です。これは決して低い額ではありません。

しかし、開発の中心となっている大企業が、市場規模がまだロボットの新分野に対して投資よりもリスクを恐れ、実用化に舵をきれない現状があります。

一方アメリカでは研究費50億円規模のベンチャー企業が活躍しています。開発から実用化に向けて進みやすいのです。

その点、日本には技術とお金はあっても富に変えていくイノベーターがいないのです。

◆ロボット産業発展の鍵は日本人の精神性

ロボット産業の発展を担う鍵は日本人の2つの観点からみた精神性にあると思います。

一つは、新しい分野を開拓していくフロンティア精神です。

課題先進国と言われている日本では様々な分野でロボットのニーズが高まっております。強みの医療・介護、災害派遣用など新しい分野においてジョブクリエーションできる可能性を実現化しなければいけません。

またマスコミや左翼陣営による企業叩きが強い昨今、ミスをしたら企業生命が断たれるような日本の風潮のままでは、シリコンバレーのようなベンチャー精神あふれる企業や起業家の誕生は難しくなるばかりです。

批判の先に国を発展したい思いがあるか一人ひとりが自覚できる国を政府は目指すべきです。また、「技術は国富になり国益となる」と信じ投資できる信念が必要です。
 
もう一つは、宗教面からみた視点です。

現状の政府のロボット革命にはロボット共存していく中での人間の尊厳の裏付けがされておりません。

幸福実現党はロボットやAI(人工知能)の進化に伴い、人間は「神の子、仏の子であり、神仏が創られた存在」であることを明言しております。

将来ロボットや人工知能が敵にならないためにも、またロボットが悪用されることのないよう、心や善悪のような目に見えないものに対する価値観が重要になっていきます。

ロボットと共存する未来社会をつくるためには、一見対比するような精神的なものが求められているのです。

壹岐 愛子

執筆者:壹岐 愛子

幸福実現党神奈川県本部副代表 HS政経塾4期生 川崎から日本の未来を考える会代表

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