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これ以上、消費税をあげてはならない

文/千葉県本部 副代表 古川裕三

◆2回目の消費税上げを目論む政府

国会では、10月7日から参議院予算委員会で質疑が始まり、安倍首相は来年10月に予定されている消費税率の10%への引き上げを見送った場合、子育て支援などの社会保障の充実に充てる予算が減ることになると〝脅し“をかけました。

ただ、客観的に現状の日本の経済環境を分析すると、とても消費税を上げられる状況にはありません。

四月から始まった消費税率8%の影響で4~6月期の実質GDPは、増税前の駆け込み需要の反動減もあって年率換算でマイナス7.1%でしたが、これに加えて今は円安による原材料費の高騰による物価上昇、さらには、原発が十分に再稼働していないがために電力料金も値上げされ、「値上げのトリプルパンチ」が企業、家計を圧迫しています。

こうした状況であるにも関わらず、政府は、賃上げを企業に要求しています。この厳しい環境下で賃上げするには、従業員を減らすしか生き残る方法はなくなります。これは政府が決めることではなく、個々の企業が決めることですから、統制経済に入っているといえます。

◆日本はもう「輸出立国」ではない

円安であれば当然輸出産業は儲かるわけですが、昔と違い、GDPに占める輸出の割合は全体の1割程度であり、全体の6割が消費であることをみれば、日本はかつての高度成長期のような輸出で稼ぐ国家ではありません。
日本経済のカギは、国内における個人の消費をいかに活発化させるかにかかっています。

しかしながら現状は、述べてきたように輸入品の値上げ、消費増税による値上げ、電気料金の値上げ、そして給料は上がらないということで、私たちの生活実感はますます厳しいものになっています。

◆政府主導の「補助金漬けバラマキ経済」は計画経済

先月、第二次安倍改造内閣が発足し、新たに、地方創生本部をおきましが、復興庁との整合はとれるのでしょうか。

結局は選挙対策のバラマキを行うようになるのではないかと予想されます。予算をどこがいくらどのように使うかという役所型の経済は本質的には計画経済と同義であり、一時しのぎにしかなりません。

◆これ以上、消費税をあげてはならない

持てる者から多くとり、再分配するという政府主導の経済ではなく、民間企業の活性化と消費の活発化を促すためには、民間の活力を削いでいる阻害要因を体系的に廃棄することから始めなければなりません。

それには、まず、景気の先行きを暗くしている最大要因である消費税について、「もう上げない」と宣言して国民に安心感を与え、プラスのアナウンス効果を出すことですし、すみやかに原発を再稼働させて電力供給の安定化させること、そして、海外に逃げている工場を日本に取り戻し、「日本人の雇用を取り戻す」ことが大事です。
消費増税によるこれ以上の景気後退は食い止めなければなりません。

参考文献:『希望の経済学入門』大川隆法著

古川 裕三

執筆者:古川 裕三

HS政経塾2期卒塾生、幸福実現党 千葉県本部副代表 

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