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今取り戻すべきは「日本の誇り」―「河野談話」撤回署名運動に御協力を!

◆アメリカ議会の「従軍慰安婦問題対日批判決議」

従軍慰安婦は本当に実在したのか。この議論が、2007年、なぜかアメリカの下院議会で行われ、その実在が認められ、対日謝罪要求決議が採択されました。

この決議文では、「先の大戦中、日本政府がアジアの女性たちを強制的に日本軍のための“性の奴隷”にした」「この従軍慰安婦制度とは、女性たちを組織的に強姦、強制堕胎、肢体の切断、そして、自殺に追い込むという、20世紀最大の人身売買」と断定されています。

そして、「日本の学校教科書で従軍慰安婦を教えること」「日本政府が謝罪すること」を要求しています。

では、なぜアメリカの議会が従軍慰安婦の実在を決議できたのか。その唯一の根拠は、1993年(平成5年)に日本政府自身が従軍慰安婦を認めた「河野談話」なのです。

◆アメリカの慰安婦の碑と慰安婦像

その後、アメリカのニューヨーク州、カリフォルニア州等3カ所に「慰安婦の碑」「慰安婦像」が設置されました。それらには、「20万人の女性と少女が、日本政府によって“性の奴隷”にされた」と記されています。

当時の朝鮮半島の人口は2300万人、女性は1000万人、そのうち慰安婦になれる15歳から20歳は十分の一の約100万人です。

20万人が日本軍に強制連行されたということは、「5人に1人」です。5人に1人も若い女性が拉致されたら、朝鮮半島で大暴動が起きていたはずですが、不思議なことに、当時も戦後90年代までは、従軍慰安婦の被害の話はありません。

また、「性の奴隷」と聞いて、我々日本人はその意味がわかりません。なぜなら、世界の多くの国は奴隷制度が存在しましたが、日本の伝統には奴隷制度はなかったからです。

奴隷とは、人間ではありません。人間には自由がありますが、奴隷には自由はありません。人間が慰安婦、売春婦の仕事をすれば、お金が支払われますが、奴隷が同じことをしても無給です。

英語でsex slaveと聞いただけで、普通の人間を強制的に性の奴隷にした日本人こそ、「人間ではない」と思われます。

事実、2007年のアメリカ下院議会での公聴会で従軍慰安婦の証言を聞いた下院議員は、「日本は北朝鮮による日本人拉致事件を問題にするが、自分たちがそれ以上のことをした罪をまず認めるべきだ」と発言しています。

◆「河野談話」の何が問題か

では、従軍慰安婦問題のすべての根拠である「河野談話」の何が問題なのでしょうか。

日本政府は従軍慰安婦の実在を確認するために、政府に残る当時の公文書を徹底的に調査し、その結果を発表したのが、「河野談話」でした。

この調査では、慰安所の存在は確認され、慰安所を軍が管理し、運営の規則も軍がつくっていたことがわかりました。また、慰安婦や慰安所を経営する業者にビザの発給を日本政府が行っていました。

ところが、韓国側と日本の左翼勢力が求めていた「日本政府が強制的に女性を慰安婦にした」証拠が一つも出てきませんでした。

そこで、韓国政府の要請により、従軍慰安婦を申し出た16名に日本政府の2名の役人が面談し、証言を取りました。その証言は、女性たちの悲惨な境遇、残忍な日本軍の行為に溢れていました。

その証言に基づいて、当時の河野洋平官房長官を含めた政府が調査結果を声明にしたのです。

その声明では、慰安婦の募集、移送において、「甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が多くあり、更には、官憲(政府役人)等が直接これに加担したこともあった」とあります。これが、慰安婦の強制連行を認めた部分です。

ところが、ここでの問題は、「慰安婦たちの証言はあっても、証言の検証はなかった」ことです。自称従軍慰安婦16名の話を聞いた日本政府の調査官2名の「ウソを言っているとはとても思えない」という所感に基づいて、検証なく、物証もなく、「クロ」だと判断したのが、河野洋平だったのです。

この一人の政治家の判断が、その後20年経って、全米に慰安婦の碑や像が建つ根拠になっているのです。

◆大川総裁の霊言の威力

ここ数年、「強制連行を証拠立てる歴史文書はない」という主張が日本の保守系を中心に国内で言われるようになりました。しかし、国際社会では、「証拠はない」という論調は、sex slaveという強烈なインパクトに対して効力がありませんでした。

まるで北朝鮮が日本人拉致に対して「証拠はない」と言っているのと同じ姿に見られたのでしょう。そう言えば言うほど、日本の立場は悪くなったのです。

そのような行き詰まった状況で、幸福実現党の大川総裁は公開霊言の手法により、この問題に切り込みました。元従軍慰安婦を名乗る2名の守護霊を呼び出し、本音を言わせたのです。

その結果、これまでの証言は別の者たちによるでっち上げの話であり、目的は日本からお金を取ること、つまり、単なる「詐欺」だったことが判明したのです。

これは『神に誓って「従軍慰安婦」は実在したか』(大川隆法著)として発刊されました。それまで誰も言えなかったのですが、大川総裁が初めて「慰安婦問題は詐欺事件」だと言ったのです。

『神に誓って「従軍慰安婦」は実在したか』
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=957

◆何が失われようとしているのか

大川総裁の霊言がなく、韓国側の詐欺師の言うままの話が世界に広がるとどうなるのでしょうか。

まず、言われなき従軍慰安婦の罪深い歴史を未来の日本人に負わせ続けることになります。日本人は未来永劫、歴史教育によって詐欺にかかり続けてしまいます。

さらに従軍慰安婦の汚名を300万の英霊たちに負わせ続けることになるのです。戦争が終わって70年近くたっても、いまだあの世に還れない戦没者の霊は実はたくさんいます。

その原因の一つは、間違った戦争を行い、アジアの人々に苦しみを与えたと、今の日本人が信じているので、罪悪感にさいなまれているからです。

その上、従軍慰安婦問題という強制強姦の罪まで負わせているのです。それも何の証拠もなく。
国家と家族のために自己を犠牲にし、奉仕された英霊にこのような仕打ちをする国は他にないでしょう。

◆今取り戻すべきは「日本の誇り」

「河野談話」を問題視する論調は増えていますが、現実には「河野談話」を撤回させることはほぼ不可能と言われています。

しかし、私たちは、その不可能を可能にする挑戦を行います。なぜなら、日本の未来がかかっているからです。

今、私たちが取り戻すべきは、「日本の誇り」です。日本人の誇りを失わせた「河野談話」撤回の世論を喚起することで、政府の公式見解をも変えさせることは可能です。

そのための署名運動に皆様のご協力をいただけますよう、お願いいたします。

※『河野談話』の白紙撤回を求める署名用紙(ダウンロード)
http://info.hr-party.jp/2013/2524/

(文責・幸福実現党外務局長 及川幸久)

及川幸久

執筆者:及川幸久

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