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ガンバレ、福島!放射能・汚染水は怖くない!

◆小泉元首相の迷言・うわ言にまどわされてはいけない

小泉元首相が12日に日本記者クラブにおいて、脱原発について「首相が決断すればできる」と述べ、首相に決断を迫りました。(産経 11/12 脱原発「首相が決断すればできる)

記者会見後の車に乗り込む小泉元首相を偶然間近で見ましたが、多くのマスコミ陣と記者に囲まれていました。元首相の後ろを東京新聞の脱原発記者が胸を張って歩いていたことも印象的でした。

このニュースは国内だけでなく、海外新聞の一面を飾り、まだまだ影響力は健在であることを感じさせます。年内には「脱原発」についての本を出版する予定もあるようです。

ただ元首相は、脱原発をしたあとのエネルギー供給の道筋を示しておらず、「最終処分場が見つからないから原発は辞めるべきだ」という考えは、極めて無責任です。

政治家とはできない理由ではなく、どうすればできるのかを考え、そのために道を開いてゆく存在であるはずです。その意味で、必要以上に騒ぎ立てる必要はなく、単なる一民間人の迷言・うわ言としてとらえるべきです。

◆汚染水問題もなし

原子力規制庁の2013年7月のデータでは、原発から半径20キロ以内で、セシウムの濃度が一番高い部分でも、リットルあたり0.085ベクレルでした。

WHOの基準では飲料水で10ベクレルまで認められています。つまり、基準値の100分の1以下であるということが政府の発表ですでに示されているのです。(The Liberty 2013.11 「汚染水漏れても問題なし」http://the-liberty.com/article.php?item_id=6702

The Factの撮影の中では、福島第一原発の近海に船をだし、釣りをしてきました。

(小泉純一郎元総理よ、これを観てからモノを言え!~「原発ゼロ」に異議あり!~ザファクト004 http://www.youtube.com/watch?v=i-stG4Ba2fM

汚染水問題で騒がれていますが、その海に住む魚は汚染されているのか?

釣り上げた白身魚のクロソイの気になる放射性セシウムは1キロ当たり、28.4ベクレルでした。現在の基準は100ベクレルですので、全く問題ないレベルです。

◆TheFact  マスコミが伝えない真実

マスコミや世論の影響を受けて、セシウムの食品基準は100ベクレルですが、元々日本では500ベクレルでした。

WHOが設置した国際的な政府間機関で国際食品規格に携わっているコーデックス委員会の指標値では1000ベクレルとなっています。

この基準値をみるだけでも、日本人があまりに神経質になりすぎていることを感じざるを得ません。

今政府が行うべきは、震災後2年8か月が経ってもまだ自宅に帰れない避難民をどうするかの対策であるべきです。

福島第一原発の5キロ圏内の「帰宅困難地域」にて、放射線量を計ったところ、年間約26ミリシーベルトで、医療機関が「人体に影響がない」とする年間100ミリシーベルトよりもはるかに低いことが今回明らかになりました。(前述 ザファクト004)

更に、今回は原爆投下後の広島の中心地、まさに原爆ドームが後ろに見える位置で、昭和天皇が戦後巡幸された写真を紹介しました。(前述 ザファクト004)

これが1947年12月7日、なんと原爆投下の2年4ヶ月後です。震災から2年8か月経ち、ひとっこ一人いない福島の「帰宅困難地域」と、広島を訪れられた天皇と群衆。この違いに目を疑います。

ちなみに、昭和天皇は神話時代を除いた歴代天皇の中で最も長寿でいらっしゃいました。

メディアが恐怖心を煽って人々を不安に陥れるのは、注目を集めさせて視聴率を稼ぐためです。

市民はこれを見抜けず、鵜呑みにして騒ぎだす。本来それを止めるべき政治家は、市民の反発から票を失うことを恐れて本当のことを言わず、結果マスコミの言いなりになる。結果、放射能で亡くなった方は0人であるにもかかわらず、強制撤去などによる震災関連死は2700人以上を数えます。

マスコミによる報道被害の被害者は私たちなのです。

◆映画「パンドラの約束」

全米で6月に公開され、衝撃を与えている映画「パンドラの約束」を先行上映で見てきました。

この映画の監督ロバート・ストーン氏は、前述のThe Fact にもインタビュー出演してくださっています。

初監督作品は「ラジオ・ビキニ」という反原発映画で、原子力反対という考え方自体を、ストーン氏が一部作り出したような方です。

環境保護・原子力反対の立場で長年活動してきましたが、映画製作を通して原発推進へと考え方を180度転換させます。

映画の中には、同じく反原発から推進へと考えを変えた有名人たちの声を紹介しています。

映画は米国で開催されたサンダンス映画祭で上映され、75%が原子力反対者であった観客のうち、映画終了時には80%が原子力の支持者となりました。(日本エネルギー会議HPよりhttp://enercon.jp/topics/4878/)

上記の数字が示すとおり映画内では、様々なデータや国連機関の報告を使い、反原発派の矛盾を指摘、地球環境を守りつつ、発展を望むのであれば原子力発電以外に道がないことを示しています。

原発や汚染水に関しては、感情に流されることなく、冷静な報道や議論が必要です。

The Factや「パンドラの約束」など、心あるメディア報道により、日本にも真実が広まるよう後押ししてまいりましょう。(文責:HS政経塾1期生 湊 侑子)

【参照(執筆者の湊侑子が福島に取材へ/編集部、注釈)】小泉純一郎元総理よ、これを観てからモノを言え!~「原発ゼロ」に異議あり!~ザファクト004 http://www.youtube.com/watch?v=i-stG4Ba2fM

みなと 侑子

執筆者:みなと 侑子

HS政経塾1期卒塾生

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