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北朝鮮の核攻撃を抑止するために、日本は「敵基地先制攻撃能力」を保有せよ!

◆北の核攻撃に「先制攻撃」-米韓の抑止戦略

アメリカと韓国は、北朝鮮の核ミサイル攻撃を察知した場合、先制攻撃をおこなう方針を固めました。

訪韓中のヘーゲル米国防長官と金寛鎮(キム・グァンジン)国防相がソウルで会談し、北朝鮮の核攻撃の対応を協議した結果、合意に達しました。

10月3日付けの読売新聞(7面)によると、韓国は、北朝鮮の核ミサイル発射を探知した場合、30分以内に攻撃するシステム「キル・チェーン」を使い、巡航ミサイル「玄武3」などで、ミサイル基地を破壊します。

それと同時にアメリカ軍も原子力潜水艦から巡航ミサイルを使用して基地を攻撃します。先制攻撃に失敗した際は、韓国独自のミサイル防衛システム(KAMD)での迎撃を試みます。

ただし、キル・チェーンとKAMDが完成するのは「2020年頃」(韓国国防省)となる予定で、北朝鮮が先に、核の小型化に成功し、核ミサイルを保有してしまう可能性もあります。

◆北はすでに核ミサイルを製造することができる(?)

それだけでなく、北朝鮮はすでに、核の小型化に成功しているとの見方もあります。

今年4月11日、「弾道ミサイルで運搬可能な核兵器を北朝鮮が保有していることについて、一定の確信を持っている」という、米国防情報局(DIA)の機密文書が、米会員軍事委員会で暴露されました。(朝雲新聞社「北朝鮮、核弾頭開発に成功か」

その後、アメリカ政府は、この発表を否定しましたが、それに先立つ、4月3日、ヘーゲル国防長官は、国防大学の講演で、「北朝鮮は今や核能力を保有しており、ミサイル運搬能力も持っている」と発言しています。

今回、アメリカが韓国と北朝鮮の核ミサイル発射の先制攻撃に合意した背景には、「すでに、北朝鮮が核の小型化に成功しているかもしれない」「アメリカまで届く核ミサイルを北朝鮮が保有するのはおもったよりも早いかもしれない」というアメリカ政府の危惧があるのです。

◆二度と、日本への核攻撃は許さない

言うまでもなく、日本は過去、2回、広島と長崎で核攻撃を受けています。この悲惨な体験を二度と繰り返さないためには、日本を核攻撃から守る態勢を整えなければなりません。

本年4月のHRPニュースファイルでは、巡航ミサイルを配備し、北朝鮮の核ミサイルに対する「拒否的抑止力」を持つべきだと提言しています。(「対北朝鮮:今こそ巡航ミサイルによる抑止力強化を!」)⇒http://hrp-newsfile.jp/2013/697/

北朝鮮も核ミサイルを撃つと他国を脅かせば、逆に自国が攻撃を受けると悟れば、簡単には、核ミサイルは撃てなくなります。それが「抑止力」という意味です。

目的は、今回の韓国、アメリカと同じく、北朝鮮が日本に核攻撃を行おうとした場合に、北朝鮮の核ミサイルの発射を抑止することにあります。

世界唯一の被爆国であるからこそ、「二度と、日本への核攻撃は許さない」強い決意が必要です。

幸福実現党は、日本が巡航ミサイル等を配備し敵基地先制攻撃能力を持つことによって、北朝鮮の核ミサイル攻撃を抑止する国防強化策を提言いたします。(文責・伊藤希望)

伊藤 のぞみ

執筆者:伊藤 のぞみ

HS政経塾1期卒塾生

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