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陰謀論ではすまない新型コロナウイルスと生物兵器【前篇】

https://www.youtube.com/watch?v=1WGv2FA19Wg
(2月4日収録)

幸福実現党外務局長 及川幸久

※下記は要約したものです。詳しくは上記の映像をご覧下さい。

◆ミサイルではなくウイルスが大惨事を招く時代

今年に入ってから世界の最大の問題は、中国発「新型コロナウイルス」です。

今回は、この新型コロナウイルスと生物兵器の関係について、皆さんと一緒に考えたいと思います。

今から5年前、アメリカで有名なスピーチ番組「TED Talks」でマイクロソフトの創業者で慈善事業家のビル・ゲイツが次のようなスピーチをしました。

「私が子供の頃に、もし世界で大惨事が起きるとしたらその恐れるものの景色というものはこういうものだ」と語り、原爆の「きのこ雲」を見せました。

「しかし今、世界的な大惨事が起きるとしたら、恐れるべきものは、原爆のきのこ雲ではなく、ウイルスである。」

「今後数十年の間に1000万人以上の人がなくなるような大災害が起きるとしたら、それは戦争ではなく感染性の高いウイルスである。」

このスピーチを行った5年前、西アフリカではエボラ熱で多くの人々が亡くなっていました。

今の時代に世界的な大惨事が起きるとしたらミサイルではなく、自然発生的な伝染病か人工的な生物兵器だと指摘したのです。

それから5年後の今、中国発の新型コロナウイルスで、世界中がパニックになっています。

◆新型コロナウイルスは生物兵器なのか?

この収録をしているのは2月4日ですが、台湾の新聞「自由時報」が次のような内容を報道しています。

「中国人民解放軍の生物兵器から防衛する部門のトップ(女性)が武漢に派遣された際、『最悪の事態に備える』とコメントしました。中国のツイッターの中では『我々は今、生物兵器の攻撃を受けている最中なのか』という話が広まっている。」

一つ重要な情報として、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」が3年前の2017年に中国の病原体研究所の実験室について「中国武漢の病原体の研究所からウイルスが流出する可能性が将来あるかもしれない」と報じています。

その中で「2004年にSARSウイルスが北京で流出した事故があった」と言っています。

さらには「中国には生物兵器を研究する研究所があるが、その管理に問題がある」と指摘しています。

また新型コロナウイルスについて、今年1月にイギリスの新聞「デイリーメール」が、これは武漢の研究所から流出したウイルスであると報じました。

当初、中国政府の発表では武漢の市場で野生動物から自然発生したウイルスが原因だと言っていますが、ウイルスはこの研究所から流出したものだと報じたのです。

今度はアメリカの「ワシントン・タイムズ」も、この病原体は生物兵器だと報じました。

その後逆の報道が出ました。1月29日、世界的に有名な新聞社「ワシントン・ポスト」がコロナウイルスは生物兵器だという説が出回っているが、専門家は否定しており単なる陰謀論であると報じました。

この「ワシントン・ポスト」の記事の中には二人の専門家の意見が出ています。

アメリカのラトガース大学のリチャード・エルブライト(Richard Ebright)氏が次のように言っています。

「今回の新型コロナウイルスの遺伝子情報と特徴によると、このウイルスが人工のものである証拠はない」

さらに、生物兵器専門家のティム・トレバン(tim trevan)氏は「ほとんどの国は長年の生物兵器開発で結果が出ないので、すでに生物兵器開発を放棄している」と言っています。

ただ、このお二人の専門家は、2017年にイギリスの「ネイチャー」の記事の中で、「中国の管理体制はあやふやなので、いずれ中国の実験室からウイルスが流出する事故が起きるだろう」と懸念している側だったのです。

なので、「ワシントンポスト」の記事はあまり信頼性がないように私には思えます。

(つづく)

及川幸久

執筆者:及川幸久

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