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蔡英文総統の歴史的勝利!東京五輪の開会式に招待しては?

本日は、「蔡英文総統の歴史的勝利!東京五輪の開会式に招待しては?」をお送りいたします。

(広報本部)

蔡英文総統の歴史的勝利!東京五輪の開会式に招待しては?

https://www.youtube.com/watch?v=Mwys5SXoASA&t=1s
(1月17日収録)

幸福実現党党首 釈量子

※下記は要約したものです。詳しくは上記の映像をご覧下さい。

◆蔡英文総統の歴史的勝利!

1月11日、台湾の総統選挙で、蔡英文総統が再選を果たしました。

また、同時に行われた立法委員選挙でも、蔡総統も所属する民進党が113議席中、61議席を獲得し、議会過半数を確保しています。

香港やウイグルなどでの人権蹂躙、中国人民解放軍の脅威を肌身で感じている台湾の人々が、中国共産党政府に「ノー!」を突きつけたという意味で、歴史的な勝利だと言えると思います。

台湾の人たちが明確に「香港のようにしたくない」と、明確に意思表示したという意味は大きいと思います。

◆国際社会の潮目は変わっている

このように、蔡英文総統の再選は、昨年から今年にかけて、国際社会の潮目の変化を決定的なものにしました。

昨年アメリカは、「再教育キャンプ」や「臓器狩り」に苦しむウイグルや、自由のために命懸けで戦う香港に対して、「人権法案」などで救いの手を差し伸べてきましたが、特に「台湾との関係強化」は、全力で応援といった感もあります。

たとえば、昨年末、トランプ大統領は、国防の基本方針を定める「国防権限法」に署名しました。これは毎年、国防予算の大枠を決めるために議会が通すものですが、アメリカは前年度以上に、台湾を重視することを明記しました。

また「台湾旅行法」にもとづいて政府高官の往来を活発化させる。また、米軍と台湾軍で合同軍事演習を行うということまで書かれています。

アメリカ海軍の艦船が、香港の寄港が断られたこともありますが、台湾に寄港したり、秋にトランプ大統領再選となれば、台湾に電撃訪問などと言うウルトラCの可能性も囁かれています。

◆習主席を国賓で呼ぶくらいなら、蔡総統を東京に招待

では、日本はというと、習近平国家主席を国賓待遇で招待しようとしています。これは日本外交史の汚点になることは間違いありません。

これまでも、中国の国家主席が来日する際、国賓として迎え入れたことはあります。例えば1998年の11月、2008年5月の2回です。

しかし、国家元首だからと言って、必ず国賓で応対しなければならないわけでもありません。

昨年のトランプ大統領の来日は国賓待遇でしたが、2017年11月の際は、「国賓(国王や国家元首級)」「公賓(皇太子や副元首級)」でもなく「公式実務訪問賓客(政治経済の実務目的)」でした。

尖閣諸島には連日、中国船が日本の接続水域領海に侵入し、昨年は過去最高の282日に及びました。我が物顔です。

よりによって、中国による人権弾圧の惨状が世界の目に晒された直後に、日本が国賓として招き、さらに天皇陛下が接遇なされれば、これは世界に対する大きなメッセージになってしまう可能性もあります。

それより、自由な民主主義で選出された台湾の蔡英文総統こそ、日本に「国賓」としてお招きし、例えば、東京五輪の開会式に合わせて、台湾選手団の応援にお越しいただいてもいいと思います。

もしくは、再来月の3月11日は、東日本大震災から9年となります。震災時は250億円以上もの義援金が台湾から送られました。

その感謝を込めて、蔡英文総統に、東京だけではなく、東北など各地にお招きしてもいいかもしれません。

もし、政府が動きづらいなら、東京都が動いてもいいと思います。

チェコの首都プラハ市のフジブ市長は、北京市との姉妹都市協定を破棄し、台北市と姉妹都市協定を締結しました。その後、上海からは姉妹都市協定を逆に破棄されてしまいましたが、勇気ある決断だと思います。

東京オリンピックの開催主体の一つである東京都が、蔡英文総統にお声がけをしても良いのではないでしょうか。

◆台湾と関係を深めるチャンス

1月15日、蔡英文総統は、BBCのインタビューで、「我々はすでに独立主権国家であり、自分たちの国を中華民国、台湾と呼んでいる」「台湾には成功した民主主義があるし、まともな経済もある。我々は中国から尊重されるに値する」と訴えました。

中国共産党は完全に、神の正義、人類の良心に反する人権弾圧国になってしまったことが誰の目にも明らかになりました。

いまこそ日本は、1972年に中国と国交を回復した際に、台湾と断交してしまったことを反省し、台湾に手を差し伸べるべきだと思います。

習近平国家主席を国賓待遇で日本に招くくらいなら、オリンピックを機に、蔡英文総統を日本にお招きしようではありませんか。

釈 量子

執筆者:釈 量子

幸福実現党党首

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