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「移民」受け入れの考え方

文/幸福実現党 富山県本部 副代表 吉田かをる

◆日本人が無関心な「難民」と「移民」

欧米では「難民」問題が大きな社会問題となり、それぞれの国家を揺るがす影響を与えています。

日本人にとっては「難民」も「移民」も日本には関係ないという雰囲気があり、しかも議論さえできない抵抗感が感じられます。

しかしながら、リアルな目で見ると、きな臭い朝鮮半島で有事があれば、日本海側に「朝鮮難民」が押し寄せてくるのは予想できます。

その際に、日本はどうするのかという議論さえ出てきません。

1年ほど前に、内閣府が「15年以降に移民を毎年20万人受け入れ、出生率も回復すれば100年後も人口は1億人を保つことができる」という試算を発表しました。

しかしそれ以降、話題にされる気配がありません。また、出生率回復の効果的な具体的政策も打ち出してはいません。

◆日本の安定的な発展に不可欠な「移民」

少子化で人口減が問題となっている日本にとって、「人口を増大させるか、あるいは、人口を縮小させながら均衡した国家社会をつくるか」という2つの選択肢があります。

世界のリーダーをめざす日本にとっては、人口を増やす議論をしなくてはなりません。それには「出生率増加政策」に加え、「移民」の受け入れも不可欠なのです。

人口が増えることは経済発展や社会の活力の源泉です。

◆スポーツ界などでの活躍

最近は高校野球やバスケット、バレーボールなどで、肌の色の違う人たちの素晴らしい活躍が目立ってきました。

「日本語しか話せません!」と笑う褐色の肌のスポーツ男子と女子の姿に、「能力があり、ガッツがあり、チャンスが平等にあれば夢を掴むことができる」ことの証明を見せられます。

国際舞台でも「日本人」として活躍してほしいと期待が膨らみます。

◆「見た目」「純血」「肉体」ではなく「日本の精神」「日本の心根」を伝え残すこと

移民を「良き日本人」とする教育は不可欠で、質の高いレベルの教育が必要です。いろいろな法整備も急がねばなりません。

そして、「日本の精神」を学ぶ人に「日本人」になってもらえばよいのです。日本人より日本を深く理解し愛している外国人もいます。

肉体としての純血の日本人だけを「日本人」とするのではなく、「日本の精神」「日本の心根」を愛し、それを勉強しようと志す人を「日本人」として迎えることを考えなければなりません。

◆現実的にみると、「日本のサービス業」がつぶれる

「移民」というと、まずは「高度な能力を持った知識層」や「富裕層」を受け入れることが大切ですが、外国人労働を無視すると、日本のGDPが減ります。

知識層をどんどん呼び入れ、未来産業を発展させなければなりませんが、日本のGDPの6割は「消費」です。

この消費行動を支えるのが「サービス業」です。現在サービス業は外国人労働なくしては成り立たないのです。

どこもかも慢性的な人手不足で、このままだとサービスの低下がおこり、「消費行動」が鈍くなります。

「増税」もGDPの消費を減らしますが、「人手不足によるサービス低下」も消費を押さえてしまいます。

ホテル・百貨店・コンビニ・スーパー・介護職・販売職・飲食業などのあらゆるサービス業で人手不足が起こっています。

地方では、居酒屋でアルバイトが集まらず閉店に追い込まれるとか、介護施設を増床したが、募集しても職員が集まらず稼働できないという事例がたくさんあります。

◆感情論ではなく、現実的で真剣な議論を!

「移民は嫌、怖い」という感情論ではなく、「日本の精神」を持つ者が「日本人」という観点に立ち、この「日本人」を増やすためにはどうするかの議論をしなければなりません。

人口を今の3倍にすれば、ジャパニーズドリームは現実となり、社会保障の問題などもあっという間に解決します。

精神的な「鎖国」はもう終わりにしなければなりません。

吉田 かをる

執筆者:吉田 かをる

幸福実現党富山県参議院選挙区代表

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